2026年11月1日(日)、京都御所のすぐ西にある護王神社(ごおうじんじゃ)で「亥子祭(いのこさい)」が斎行されます。平安時代の宮中行事「御玄猪(おげんちょ)」を今に伝える神事で、平安装束をまとった行列が京都御所へ向かう様子を間近で見学できる、京都の秋の風物詩です。
結論からお伝えすると、見学自体は無料で、当日16時から受付、17時から本殿での神事が始まります。18時30分頃には提灯を灯した行列「禁裏御玄猪調貢ノ儀」が護王神社を出発し、京都御所へ向かいます。もっと近くでじっくり見たい場合は、事前申込制の特別拝観席(3,000円以上の御供)を利用する方法もあります。
この記事では、2026年の亥子祭の日程・見学方法・アクセスと、護王神社が「いのしし神社」と呼ばれる由来をまとめました。
亥子祭とは?護王神社で行われる由来
亥子祭は、平安時代に宮中で行われていた年中行事「御玄猪」を再現した神事です。旧暦10月の亥の月・亥の日・亥の刻(現在の夜21時〜23時頃)に餅を食べると病気にかからないという中国由来の信仰がもとになっています。
護王神社では、ゴマ(黒)・小豆(赤)・クリ(白)の3種類の「亥子餅」を境内でつき、神前に献上したのち、平安装束姿の一行がその餅を京都御所へ届ける「禁裏御玄猪調貢(きんりおげんちょちょうこう)」を再現しています。
護王神社が「いのしし神社」と呼ばれる理由
護王神社は、平安京遷都に貢献した和気清麻呂(わけのきよまろ)と、その姉・和気広虫(わけのひろむし)を祀る神社です。清麻呂が政敵によって足を痛める危機に見舞われた際、300頭ものイノシシが現れて彼を守り、足の傷も治ったという伝説から、狛犬ならぬ「狛イノシシ」が置かれ、足腰の健康にご利益のある神社として知られています。
亥(いのしし)にゆかりの深い護王神社だからこそ、亥の日にちなんだ亥子祭がこの神社の特殊神事として大切に受け継がれています。
2026年11月1日の亥子祭 日程・スケジュール
亥子祭は毎年11月1日に固定で開催されます。2026年11月1日は日曜日にあたるため、平日は参列が難しい方でも訪れやすい年です。当日のおおまかな流れは次の通りです(時刻は例年の実績に基づく目安のため、最新情報は護王神社の公式サイトで必ず確認してください)。
- 16:00〜 受付開始
- 17:00〜 本殿ノ儀(神前での祭儀)
- 17:30頃〜 御舂(おつき)ノ儀(拝殿での亥子餅つき)
- 18:30頃 禁裏御玄猪調貢ノ儀(提灯行列)が護王神社を出発、蛤御門を通って京都御所へ向かう
- 行列帰着後 境内で亥子餅がつかれ、参列者にふるまわれる
見学方法・料金
境内での見学は無料で、誰でも自由に参拝・見学できます。じっくり間近で見たい方向けには、次のような有料の参加方法も用意されています。
- 特別拝観席:事前申込制、3,000円以上の御供(志納金)。本殿ノ儀・御舂ノ儀を席に座って落ち着いて見学できる
- 禁裏御玄猪調貢ノ儀(提灯行列)への参加:当日受付、1,000円以上の御供。平安装束の一行に加わり、実際に提灯を持って京都御所まで練り歩ける
特別拝観席は事前申込制のため、参加を希望する場合は護王神社の公式サイトで受付開始時期を早めに確認しておくと安心です。
アクセス・混雑状況
護王神社は京都市上京区、京都御所の西側(烏丸通下長者町下ル)に鎮座しています。
- 地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約7分
- 京都市バス「烏丸下長者町」バス停からすぐ
境内はそれほど広くないため、17時の神事開始前後は多くの見学者で賑わいます。提灯行列を沿道で見たい場合は、蛤御門周辺や京都御所の建礼門前など、行列が通るルート沿いで待つのもおすすめです。11月初旬の京都は日没後に冷え込むため、上着など防寒対策を忘れずに。
よくある質問
- Q亥子祭の見学に予約は必要ですか?
- A
境内での通常の見学であれば予約は不要で、無料で参拝・見学できます。ただし、落ち着いて座って見学できる特別拝観席を利用したい場合は事前申込制となるため、参加を希望する方は護王神社の公式サイトで申込方法を確認してください。
- Q提灯行列はどこまで見に行けますか?
- A
「禁裏御玄猪調貢ノ儀」の行列は、護王神社を出発して蛤御門を通り、京都御所内へと向かいます。行列は公道を通行するため、沿道からであれば誰でも無料で見学できます。京都御所の敷地内に入る際のルールは当日の案内に従ってください。
- Q亥子祭は雨天でも開催されますか?
- A
亥子祭は神事のため、小雨程度であれば予定通り斎行されるのが一般的です。ただし荒天時は行列の規模縮小や一部内容の変更が行われる可能性があるため、心配な場合は当日朝に護王神社の公式サイトやSNSで最新情報を確認しておくと安心です。
まとめ
2026年11月1日(日)の亥子祭は、16時受付・17時神事開始・18時30分頃に提灯行列が出発というのが例年のスケジュールです。見学は無料で、じっくり見たい方は事前申込制の特別拝観席(3,000円以上)も利用できます。
平安時代から続く「御玄猪」の儀式を間近で見られる貴重な機会なので、防寒対策をして京都御所周辺の秋の夜を楽しんでみてください。


